https://soundcloud.com/satotomomi/4a-1
忘れかけていた「1日1曲シリーズ」(笑)!
頂いたお題は「桜」。
桜から連想するもの。
卒業、入学、お花見、など。
人によっては、
初デートだとか、告白だとかもあるかもしれませんね。
物語は星の数ほどあるけれど、
桜は、ただそこにあるだけ。
桜に意味付けしているのは、人間。
卒業式の為だけにあるんじゃない。
入学式の為にだけにあるんじゃない。
お花見の為だけにあるんじゃない。
暖かくなるとピンクの花を咲かせて、
ただ立っているだけ。
なんて健気で美しいんだろう。
だから私は、
桜にまつわるイロイロを取っ払って、
春になって静かに生まれて
サラリと消えていく桜そのものを書くことにしました☺︎
ユルリとしたい時にでも、
聞いてみてくださいねん👂
桜に限らず、
物事や出来事って、
だいたいそうなのかもしれないなあ。
『4月の夜』
ただ静かに立っているだけ
私は此処よって言わないの
細い雲に白い月
西の空照らす金星よ
4月の夜は薄化粧
誰かが放った光の粒が
放射して放射して
見てみたい世界を照らすのよ
上手にゆっくり照らすのよ
花びらヒラヒラ
反射をするたび
春の終わりがやってくる
やがてくる
月影隠れてたって
1秒後には元の世界へ
凛と咲き美しく
気丈に振舞って華やかに
4月の夜はアイボリー
神様みたいな瞬間重ねて
放射して放射して
時を刻んでは止まないのよ
上手にゆっくり生きるのよ
散ることもなく
風向き掴んで
春の終わりを感じてる
やがてくる
